富津地区公開講座
講師 (株)キミカ代表取締役 笠原 文善氏 

日 時 平成26年9月27日(土)
会 場 中央公民館(大貫)
テーマ ベスト・イン・ザ・ワールドをめざして
参加人数 250名


 富津地区の公開講座は、地元富津市のご出身で、各界で活躍される方々をお招きしてお話を伺うようになって今年で4回目を迎えます。今回は、初めて経済界から(株)キミカ代表取締役の笠原文善氏を講師にお招きすることができました。

 皆さんは、地元の企業として「キミカ」さんという会社名はご存知でも、その企業が世界中の名だたる企業と競い、世界シェアの80%以上を誇るアルギン酸のトップメーカーに成長されたことはあまり知られていないかもしれません。

 私たち富津支部の島田支部長が、たまたま笠原社長が日刊工業新聞より上梓された「ベスト・イン・ザ・ワールドをめざして」という一冊の本を手にしたことをきっかけに、是非お話を聞いてみようということになり、大佐和支部の平野支部長を中心に準備会議を進め、9月27日の講座当日を迎えました。

 法人会にお申し込みをいただいた方々で約170名、(株)キミカさんの関係者で約80名、合計約250名のご聴講をいただくことができました。アルギン酸の多種多様な使途はもとより、先代から引き継いだ会社を、世界のトップシェアを誇る企業まで成長させたお話は、私たち企業人にとって、大変興味深くかつ貴重なお話となりました。

 特に「キミカ」さんの戦略である「ワンユーザー、ワンスペック」という、それぞれの顧客に対しては、それぞれの商品開発を行うという言葉が印象に残ります。かなりの手間とコストを伴う作業が実は商品開発のノウハウを蓄積し骨太の体力ある会社へと成長させ、コストや能率を最優先させる「トヨタ方式」を採用する企業との競争に勝利したお話は痛快極まりない物でした。

 今後も富津地区ではこの公開講座を継続していくつもりです。地元出身の各界で活躍されている方、ユニークな方がおられましたら是非ご紹介くださいませ!


(富津地区副地区長 小倉博人)

講座案内ちらしはコチラから→